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屋根修理の保証期間はどれくらい?保証の種類と注意点
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屋根修理に関する「保証」とは一体どのようなものか、業者でもないのにぱっとイメージがわくという人はほとんどいないのではないでしょうか。屋根は普段あまり意識することがないだけに、なおさらですよね。
屋根修理は、工事内容によってはかなり多額の費用が発生します。トラブルは何としても避けたいものです。また、業界外の人が知識を備えていないことに付け込み、詐欺を行う悪徳業者も後を絶ちません。
今回の記事では、屋根修理に関する保証は何種類あるのか、各保証の特徴などについて解説します。また、屋根修理の保証を契約するにあたっての注意点も紹介しています。
上記のようなポイントをいくつか押さえれば、自分に合った保証選びをしやすくなりますし、悪徳業者に付け込まれることはずいぶん減るでしょう。
ご自身とご自宅を守るためにも、ぜひ最後まで目を通してみて下さいね。
屋根修理の保証 種類と期間を解説!
屋根修理に関する工事保証は2つあります。それが「メーカー保証」と「施工保証(自社保証)」です。
ここでは、その2つの違いについて解説します。
工事保証(1)メーカー保証
メーカー保証とは、製品の製造メーカーが「製品」に対して負っている保証のことです。
あるメーカー製品を使い、メーカーが定める通りの施工を行ったのにもかかわらず不具合が起きた場合、その補修の責任は製造メーカーが負います。
メーカーが独自に定めている保証なので、保証内容や期間はそれぞれ異なります。
大半の屋根材製造メーカーは自社製品にきちんと保証期間を設けていますが、一方でまったくない場合もあるのです。
工事の依頼前にはその点について必ずチェックしましょう。
ちなみに、保証期間については、工事直後にすぐ不具合が出るとは限らないため、終了後にも一定の保証期間が設けられていることが一般的です。
外壁材や屋根材などの建材については、メーカーが定める通りの方法で施工することも保証に含まれます。何の問題もない製品を使っていても、施工の段階で過失があると屋根に不具合が起きてしまうためです。
これは、メーカーが屋根修理業者に対して「正確な施工を行う」と太鼓判を押す「認定施工店制度」が設けられたことが背景になっています。
工事保証(2)施工保証(自社保証)
施工保証とは、工事を請け負う施工業者が「施工」に対して行う保証のことです。
保証期間中、施工業者の施工不良や過失などによって屋根に不具合が発生した場合の補修の責任を負っています。
悪徳業者による手抜き工事などから依頼主を守ってくれるのです。
施工保証は法律で定められているわけではないため、業者によって保証内容や期間などが異なります。屋根の場合は10年程度の施工保証が一般的ではありますが、それよりも長期の保証を設けている業者や、まるで何もない業者もいます。
屋根のリフォームについても、保証内容は業者ごとに様々です。
そして、業界に共通した慣習なのですが、口頭による説明で済ませてしまい、保証書を発行しない業者はけっして珍しくありません。優良、悪徳関係なくたくさんいます。
ですが、後々のトラブルを防ぐためにも、保証内容と期間については必ず書面にしてもらいましょう。そうしないと、施工ミスによる不具合が起きて修理等を依頼し、断られても何も言えなくなってしまいます。
「施工保証があるかどうか」、そして「保証書を作成してくれるか」の2点を、修理依頼先を判断する際の基準にするのもおすすめです。
メーカー保証と施工保証 どちらに加入すべき?
メーカー保証と施工保証、この2つの違いについて解説しましたが、結局のところどちらに加入すればいいのかいまいちわかりませんよね。「どちらか片方に入っておけば問題ないのでは」と考える人もいるのではないでしょうか。
結論としては、屋根修理に関しては「両方に加入するのがベスト」だと言われています。
理由は、メーカー保証によって製品の安全性が保証されていたとしても、それを施工する際に起きた過失まではカバーされないためです。いくらプロが行うと言っても、職人も人間です。いつ、どのようなことが起こるかわかりません。
製品と施工の両方に保証をかけておくことで、何が起きても安心できるのです。
屋根修理の保証があまりにも安い業者には要注意!
屋根修理に関する保証には、メーカー保証と施工保証(自社保証)の2種類があります。
メーカー保証は、製品によって保証期間が異なります。施工保証は、約10〜15年が一般的です。
これらの保証内容や期間をメーカーや業者がそれぞれ定めていることを知らず、悪徳業者に付け込まれてしまう人が大勢います。
住宅に関する他の修理にも言えることですが、保証の金額がずいぶんと安い業者との契約はいったん思いとどまりましょう。保証期間が短かったり、対応していない内容が多かったりすることが非常に多いためです。
また、保証内容を口頭のみで済ませようとする業者も同様です。杜撰な施工をしておいて、工事後に不具合が起きても「証拠になる保証書がありません」と言って対応しないケースが多々あります。
「どの箇所に何をしてくれるのか、何年間の保証があるのか」は必ず書面にしてもらい、保管しておきましょう。
屋根修理は非常に高度な知識や技術が必要なので、大半のお客さんはどうしても業者任せになりますし、それが普通です。
優良業者はそのことをわきまえており、保証内容について丁寧に説明します。依頼すれば、保証書も正確に作成してくれるでしょう。
まとめ:保証内容は必ず「書面」で!
屋根修理には、大きく分けて「メーカー保証」と「施工保証(自社保証)」の2種類の工事保証があります。メーカー保証が製品品質の保証、施工保証は工事品質を保証しているため、できればどちらも加入したほうがよいでしょう。
今回の記事で紹介した通り、どちらの保証も法律によって義務付けられているわけではありません。そのため、業者によって保証期間や内容がかなり異なっており、15年保証する業者がいれば、1つもない業者もいるのが実状です。
また、優良・悪徳業者関係なく、屋根修理の業界は「保証内容を口頭で説明するだけ」であることが一般的です。まだ相見積もりをとっている段階であれば構いませんが、いざ真剣に契約を考える場合は必ず書面を作成してもらいましょう。
屋根修理には多額の費用が生じますし、長期間住宅を守るためにも重要なものです。
今後も安心して暮らしていけるように、安いだけの保証には飛びつかず、保証内容について詳細まで説明を受けた上で契約することをおすすめします。
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