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屋根の遮熱塗装の効果とは?遮熱塗装の価格相場もご紹介
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屋根の遮熱塗装とは、太陽光を反射させて屋根を熱から守ることです。それによって夏場の室内温度を下げられるため、猛暑が続く近年人気が高まっています。
ですが、いざ遮熱塗料を選ぶと言っても数が多く、何に注目すればよいのか迷いますよね。
本記事では、最初に遮熱塗料のしくみや効果、大まかな相場やメリット・デメリットといった基礎知識について解説します。後半にはおすすめの屋根用遮熱塗料3種を紹介しているので、ぜひチェックしてみて下さい。
遮熱塗料を「選ぶポイント」がわかると、ぐっと候補を絞り込めるはずです。
屋根の遮熱塗料とは?
最初に、屋根用遮熱塗装についての基礎知識を紹介します。
太陽光を遮るしくみや効果が出やすい建物、全体的な価格相場、メリット・デメリットなど、遮熱塗装全体について解説しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
遮熱塗料のしくみと効果
遮熱塗装とは、住まいの熱さの原因である太陽光を反射させることで、屋根の表面温度を下げる塗料です。遮熱塗料によって屋根の表面温度を最大15度近く下げられ、夏場に室内の温度が上昇するのを防ぎます。
遮熱塗装の効果をより感じやすい建物は、下記の2つです。
・スレート屋根…屋根材が約4~5ミリ程度と薄いため、屋根の表面温度が下がると、すぐに室内も過ごしやすくなります。
・金属屋根…トタン、ガルバリウム鋼板などは、熱伝導率の高さと屋根材の薄さが原因で室内の温度が上がりやすい素材です。そのため、これらの屋根材に遮熱塗料を用いると効果を感じやすいのです。
遮熱塗料の耐用年数と価格相場
一般的な遮熱塗料の耐用年数は、約10〜20年です。特別な機能性のない通常の塗料よりも約1.5倍ほど長い年数です。1㎡あたりの施工相場は、約2,300〜3,500円です。
おすすめの遮熱塗料の具体的な耐用年数や価格相場などについては、後ほど紹介します。
屋根の遮熱塗料 メリット
屋根を遮熱塗装する最大のメリットは、夏場を快適に過ごせることです。室内温度が最大で約2〜3度下がるため、猛暑でも涼しさを感じやすいでしょう。室内が快適であれば冷房の使用頻度も自ずと下がるため、電気代の削減にもつながります。
また、耐用年数が約10〜20年と一般の塗料に比べて長いため、塗装後のメンテナンスも経済的です。
屋根の遮熱塗料 デメリット
遮熱塗料は、太陽光を反射させることで夏場の室温が上がりにくくできる反面、「保温効果」はありません。室温を暖かく保つわけではないので、冬場の寒さが厳しい地域ではデメリットになります。
また、塗膜の表面で太陽光を反射しているため、汚れていると効果が落ちてしまいます。そのため、定期的な塗膜のメンテナンスが必要です。
屋根の遮熱塗装に!おすすめの3商品
一口に遮熱塗装といっても数が多く、住まいに合ったものを選ぶのは難しいものです。ここでは、特におすすめの遮熱塗料を3種類紹介します。選ぶときの基準やポイントを知っておくことで、効果的に住まいを守ってくれる遮熱塗装に出会えるでしょう。
その前に、塗料の説明に登場する「日射反射率」と「耐候性」について簡単に説明します。
日射反射率とは、どの程度太陽光を反射できるかを数値で表したものです。遮熱塗料は、この日射反射率が高いほど遮熱効果が期待できます。
耐候性は、屋外の自然環境に対する耐久性について表しています。耐候性が高いほど、劣化しにくい性質であると言えます。
屋根用の遮熱塗装(1)アレスクール1液F(関西ペイント)
アレスクール1液Fは、太陽光を反射させる特殊顔料を上塗りと下塗りの両方に配合した「Wブロック効果」が特徴です。屋根の温度上昇を約14℃抑える効果が確認されています。
耐候性が優れており、耐用年数も15〜20年と一般的な塗料よりも長いため、コスパのよい遮熱塗料を探している人におすすめです。
日射反射率(白):80%以上
耐用年数:15〜20年
屋根用の遮熱塗装(2)サーモアイF(日本ペイント)
サーモアイ4Fは、国内ナンバー1のシェアを誇る日本ペイントが製造・販売するサーモアイシリーズの中で、特に耐候性に優れた遮熱塗料です。
上塗りと下塗りの両方に遮熱効果があるため、日射反射率が91%と非常に高く、屋根表面が約20℃、室内温度を約4℃低下できるという実験結果が出ています(日本ペイント公式サイト参照)。
光沢保持性にも優れているので、建物の美観を長く保ちたい人にもおすすめです。
日射反射率(白):91%
耐用年数:12〜15年
屋根用の遮熱塗装(3)クールタイトF(エスケー化研)
クールタイトは、遮熱性や防汚性が高く、防カビや防藻の効果もあるため、遮熱効果をより手軽に長く維持できるメリットがあります。
また、40色以上のカラーバリエーションがあるため、屋根を好きな色で塗装したい人にもおすすめです。
日射反射率(白):80%以上
耐用年数:5~10年(クールタイトシリーズ)
屋根の遮熱塗装選びは「日射反射率」「汚れにくさ」が肝
遮熱塗料を選ぶ際の大きなポイントは、「日射反射率」と「汚れにくさ(防汚性)」の2つです。
「使用してみたい」と思う遮熱塗料が見つかったら、まずは日射反射率からチェックしてみて下さい。遮熱塗料の最大のメリットは、太陽光を反射させて屋根を熱から守ることなので、日射反射率の数値は高ければ高いほど効果が期待できます。
遮熱塗料は塗膜の表面が汚れると遮熱効果が落ちるため、「汚れにくさ」も重要なポイントです。どのような汚れに対して効果があるかについてもバリエーション豊富なので、住まいの環境を考慮しながら選ぶとよいでしょう。
また、次回のメンテナンスまでの期間が長い塗料は、コストパフォーマンス面でも負担がかからずおすすめです。
まとめ:猛暑の太陽光から屋根を守る「遮熱」
近年はますます猛暑続きで、夏場は毎日のように熱中症の呼びかけが行われています。夏場は、人だけではなく、屋根も強い太陽光に晒されているのです。遮熱塗装は、太陽光から屋根を守るしくみのため、猛暑に適しています。
遮熱塗装には沢山の種類がありますが、選ぶための重要なポイントは「日射反射率」と「汚れにくさ(防汚性)」です。商品紹介に記載があるので、参考にしながら住まいに合った塗料を選んで下さいね。
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