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COLUMN

陸屋根の防水工事の種類と特徴・費用相場について解説

2022.9.17

CATEGORY
屋根修理
TAG
陸屋根
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近年、住宅街でもよく見かけるようになった、屋上のある家や四角いキューブ型の家。
屋根の形が平ら(フラット)になっているものは「陸屋根(ろくやね、りくやね)」と呼ばれ、一般住宅でも多く採用されています。

陸屋根の住宅は、勾配(傾斜)のある一般的な三角屋根よりもスペースを活用できるので、憧れている人もいるのではないでしょうか。
また、おしゃれでスタイリッシュな印象を与えるため、よくモダン建築の屋根に使われています。

ですが、陸屋根は、フラットなおかげで屋上スペースを自由に活用できるものの、その反面「水はけが悪い」というデメリットもあります。
そのため、防水工事は必須です。

今回の記事では、陸屋根に適した防水工事3工法について、特徴や費用相場を解説します。
そろそろ自宅の陸屋根をメンテナンスしたいと考えている人や、今後陸屋根の住宅に住んでみたいと考えている人は、ぜひ参考にして下さいね。

陸屋根とは?メリット・デメリット、メンテナンスの時期は?

陸屋根(ろくやね、りくやね)は、勾配(傾斜)のないフラットな屋根の形で、これまではアパートやマンションなどの集合住宅を中心に採用されてきました。

技術の進化によって、近年、一般住宅にも多く見られます。モダンでスタイリッシュな印象を与える、四角い外観のキューブ型住宅が流行していることも理由の1つです。

陸屋根のメリットは、床面が平らになっているため、屋上を自由に有効活用できる点です。テラスや庭園、家事スペースとして使っている家が多いようです。

一方、陸屋根のデメリットは、フラットな床面が原因で、勾配のある三角屋根に比べて水はけが悪いことです。
そのため、防水対策を怠ると、住宅の内部が腐食して雨漏りが起こってしまうのです。

陸屋根の防水工事 メンテナンスの時期は?

陸屋根は、一般的に新築時に防水工事されていることがほとんどです。ですが、経年劣化によって屋根を保護する力が失われ、様々な症状が表れます。
ここでは、軽度のものから緊急性の高い症状まで紹介しているので、ぜひ一度自宅の屋根をチェックしてみて下さい。

【清掃すれば問題なし】

・コケが生えている
・排水口(ドレン)が詰まっている

【できるだけ早く業者のチェックを】

・雑草が生えている
・床面やコンクリートにひび割れがある
・雨の日に屋根の一部分に水がたまっている

陸屋根の防水機能が衰えていて、水はけが悪いために起こる症状です。大慌てで補修を依頼するほどではありませんが、業者に症状をチェックしてもらい、適したメンテナンスをすることをおすすめします。
ちなみに、床面に生えた雑草は自分で抜かないようにして下さい。根が深くまで生えていると防水層を傷つけてしまうため、業者に除去してもらいましょう。

【今すぐ専門業者に防水工事を】

・屋内に、雨のしみや雨漏りが発生している
・陸屋根の床が膨れている

屋根の防水機能がほとんどなくなっている状態です。家の内部に雨水が入ってきてしまうため、すぐにでも屋根修理の専門業者に診てもらいましょう。

陸屋根の防水工事 3種類の工法の特徴・費用相場を解説

陸屋根の防水工事にはとても数多くの種類があります。今回は、主に選ばれている3種類の工法に絞り、メリット・デメリットや費用相場を解説します。

陸屋根の防水工事(1)FRP防水工法〈コスパがよく工期が短い〉

「FRP防水工法」とは、シート状の繊維強化プラスチックと専用の樹脂塗料を重ねて塗る工法です。紫外線対策のために、表面を保護するトップコートを最後に塗布します。

FRP防水工法は、比較的費用が安く、軽量ですが、強い耐久性があります。費用対効果が高いため、最もおすすめです。最近の新築住宅の大半で使われている工法です。
非常に乾きやすく、工期も2日程度で済みます。

デメリットは、5~6年に一度を目安にトップコートを塗り替える必要がある点です。定期的なメンテナンスを避けたい人にはあまり向いていないでしょう。

【費用相場】
単価(/㎡):4,000~7,500円
トップコート(/㎡):約2,300円/5年ごと
耐用年数:10年

陸屋根の防水工事(2)ウレタン防水工法〈現在の補修の主流〉

ウレタン防水工法は、液状のウレタン樹脂を複数回重ね塗りし、最後に紫外線に強いトップコートを塗布する工法です。
新築を除き、現在防水加工として最も選ばれています。

メリットは、陸屋根の広さや構造を選ばずに施工できる点です。
陸屋根には、形状によっては適さない工法もありますが、ウレタンは液体状なのでそういったことがありません。
耐用年数は約10年ですが、重ね塗りできるのでメンテナンス費用を抑えられます。

デメリットは、重ね塗りを行うために3~10日間と比較的工期が長いことです。また、ムラなく均一に仕上げるのが難しいので、腕のいい業者に依頼する必要があります。

【費用相場】
単価(/㎡):3,000~7,000円
塗り替え(/㎡):1,800~3,000円/5年ごと
耐用年数:10年

陸屋根の防水工事(3)シート防水〈デザイン豊富で防水性も◎〉

「シート防水工法」は、下地処理を施し、接着剤を塗布した床面に防水シートを敷く工法です。安価でありながら防水性も高いため、よく選ばれています。
現在使われるシートは、塩化ビニール樹脂シートと合成ゴム系シートの2種類です。全体の補修にはビニール、部分的な補修にはゴムが使われることが一般的です。

メリットは、シートの耐用年数が来るまでメンテナンス不要のため、コストを抑えられる点です。
また、シートはデザインが豊富なので、凝った床面にしたい人にもおすすめです。

デメリットは、シートをつなぎ合わせるなどの仕上げが難しいため、慎重に業者を選ぶ必要がある点です。施工実績が多い屋根修理の専門業者に依頼しましょう。

【費用相場】
単価(/㎡):3,000~7,000円
張り替え(/㎡):3,000~7,000円/12年ごと
耐用年数:約12年

まとめ:陸屋根の防水工事 工期や床面の形状も選ぶポイントに

近年、一般住宅でも見られるようになった陸屋根。屋上スペースを活かせる、モダンなキューブ型住宅が実現できるといった様々な面が人気の理由です。
ですが、床面がフラットなために、傾斜のある三角屋根よりも水はけが悪く、防水工事が必須でもあります。

今回の記事では、現在主流になっている3種類の工法を解説しました。
これらの工法には耐用年数やメンテナンス費用にそれほど違いがないため、工期やデザイン性などを重視して選ぶのもおすすめです。
また、床面の形状によっては選べないものもあるので、専門業者によく確認して下さい。

陸屋根の症状は、放っておくと大がかりな補修が必要になる危険性があります。定期的なチェックとメンテナンスで、コストを抑えながら自宅を守っていきましょう。

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