0120-969-249 お問い合わせ24時間受付可能 LINEでお問い合わせ

COLUMN

屋根のカバー工法とは?修理費用やメリット・デメリットをご紹介

2022.4.01

CATEGORY
屋根修理
TAG
カバー工法費用
SHARE

「カバー工法(重ね葺き)」は、屋根の修理やリフォームをするための方法の1つです。工期が短く、比較的コスパよく屋根を修理・リフォームできるため、とても人気があります。
今回の記事では、カバー工法の作業内容や耐用年数、費用の相場といった基礎知識から、それを踏まえたうえでのメリット・デメリットについてまでを解説します。また、もう1つの代表的な修理方法である「葺き替え」との違いについても触れています。
屋根の修理やリフォームを検討している人は、ぜひチェックしてみて下さいね。

屋根修理のカバー工法 基礎知識

まずは、屋根修理のカバー工法(重ね葺き)とはどのようなものなのか、基本的な知識から確認していきましょう。

カバー工法(重ね葺き)とは?その目的と作業

どんな建物も、築後何十年か経つと必ず劣化します。屋根の場合も例外ではありません。
屋根が傷むとひび割れや欠けなどが生じ、やがて雨漏りなどの原因になるため、なるべく早くリフォームする必要があります。屋根をリフォームする代表的な方法の1つが「カバー工法」です。
カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上から軽くて新しい屋根材をかぶせるリフォーム方法です。屋根材を重ねることから、「重ね葺き」「カバールーフ工法」とも呼ばれます。屋根を全面的に取り替える「葺き替え」と異なり、屋根を剥がしたり廃棄処分したりする必要がないので、工事費用や工期をあまりかけずにリフォームすることができます。
素材としては、スレート屋根の上に、ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板などの軽い金属屋根を重ねることが一般的です。

カバー工法の耐用年数

カバー工法でリフォームした屋根の耐用年数は、約20〜25年です。メンテナンスの頻度は10年に1回程度で、これは葺き替えと変わりません。
しかし、カバー工法によるリフォーム後に、もう一度カバー工法を施して三重構造にすることは、ほとんどありません。その場合は、屋根を撤去したうえで葺き替え工事をする必要があります。

カバー工法の費用相場と内訳

屋根をカバー工法でリフォームする際の費用相場は、総額60〜250万円ほどです。費用の内訳は以下の通りです。

  • 新しい屋根材の施工…屋根平米×1.1万円
  • 防水シート(下葺き・ルーフィング)…屋根平米×500~1,500円
  • 足場代…約15~20万円
  • 工事管理費・諸経費…業者により異なる

下地自体が劣化している場合は、野地板(屋根の下地となる板)の増し張りによるカバー工法が必要です。その場合は、屋根平米×1.3万円ほどが相場です。

カバー工法に火災保険は適用できる?

火災保険は、強風や落雷といった自然災害による住宅の損壊を修理するときに適用されます。その際、「被災する前の状態に戻す」ための工事が対象となるので、カバー工法で申請するのは難しいでしょう。火災保険を適用させたい場合は、屋根材自体を取り替える葺き替え工事を検討することをおすすめします。

カバー工法ができない屋根もある?

カバー工法は、経年劣化によって下地がかなり傷んでいる屋根にはできません。たとえば、古いトタン屋根や築後40年を過ぎている屋根、雨漏りが発生している屋根などは難しいでしょう。
また、フラットな屋根面にしかできないため、瓦屋根にはできません。

カバー工法(重ね葺き)のメリット・デメリット解説

カバー工法(重ね葺き)の基礎知識を踏まえて、ここではメリット・デメリットについて解説します。

カバー工法のメリット3点

  1. 葺き替えに比べて安価にリフォームできる
  2. リフォームにかかる工期を短く抑えられる
  3. 断熱性・遮音性・防水性が向上する

カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせます。古い屋根材を撤去するための人件費や廃材処分費がかからないので、葺き替えに比べて安価に屋根のリフォームが実現します。工期も短く、7日〜14日ほどで完了します。
また、屋根が二重構造になるため、断熱性や遮音性、防水性などが高まります。騒音や雨音などで悩んでいる人にはおすすめです。

カバー工法のデメリット3点

  1. 屋根の重量が増え、耐震性にも少し影響する
  2. 瓦屋根、経年劣化が大きい屋根にはできない
  3. 金属建材を施工できる「板金工」が少ない

カバー工法のデメリットは、二重構造になるぶん屋根全体の重量が増えることです。そのため、耐震性にも少し影響が出ると言われています。大半の住宅には問題ありませんが、心配な場合は業者に相談してみましょう。
また前述の通り、カバー工法はすべての屋根にできるわけではありません。瓦屋根のような凹凸のある形状のほか、屋根材がかなり傷んでいて内部の補修が必要な場合も不向きです。
そして、カバー工法で必要な金属建材を施工できる「板金工」という専門の職人は、とても数が少ないです。台風や地震などの後はさまざまなところで板金工事が必要になるため、さらに確保が難しくなります。場合によっては、数ヶ月以上待たなくてはいけないこともあるので、余裕をもってスケジュールを立てるようにしましょう。

カバー工法 or 葺き替え 選ぶポイントはどこ?

すでに一度カバー工法でリフォームしている、瓦屋根である、下地の補修が必要、などの場合は葺き替えが基本です。
カバー工法は、腐食などで下地がかなり劣化している場合は難しいでしょう。傷んだ状態の上から新しい屋根材をのせると、住宅全体に負担がかかってしまいます。
また、もしもリフォームに時間と費用をかけられるようであれば、葺き替えを考えてみてもよいでしょう。葺き替えはほとんどの屋根で施工でき、カバー工法よりも長期的な耐久性が得られます。
火災保険をカバー工法に適用するのはかなり難しいですが、葺き替えの場合は可能なケースもあります。

まとめ:後悔のないリフォームは屋根修理の専門業者で実現

屋根のカバー工法(重ね葺き)は、軽くて新しい屋根材を現在の屋根の上からかぶせるリフォーム方法です。元の屋根材を撤去したり、廃棄したりする作業が要らないため、短期間にコスパよく屋根をリフォームできます。
デメリットは、屋根の重量が増すために耐震性に影響が出ると言われている点です。ほとんどの住宅では問題ありませんが、もしも家族に地震の揺れをとても不安に感じる人がいる場合は、業者に相談したほうがよいでしょう。
カバー工法と葺き替え、どちらの方法にもメリット・デメリットがあります。自宅に合った工事方法を選ぶためにも、まずは内部の状態をプロの目でよくチェックしてもらったほうが確実です。
ぜひ実績のある屋根修理の専門業者に依頼し、後悔のないリフォームを行いましょう。

ドンキーハウスでは、今回ご紹介したカバー工法をはじめ、雨漏り修理や屋根剥がれなどの緊急修理、屋根の種類変え、雨漏り対策、瓦・雨樋交換など、屋根工事全般をご提案しています。

ドンキーハウスの屋根修理・リフォーム工事の詳細はこちら

屋根修理以外にも、「他店に負けない最安値!」をモットーに各種サービスを実施しています。お住まいに関して何かお困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちらから

電話でお問い合わせ 年中無休10〜18時 メールでお問い合わせ 24時間受付可能 LINEでお問い合わせ 24時間受付可能