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COLUMN

【スレートの屋根修理】メンテナンスを行う時期と修理の流れ

2022.5.30

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屋根修理
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スレート屋根耐用年数
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「そろそろスレート屋根のリフォームを」と思っても、具体的にどのような修理や補修、工事があるのか気になりますよね。「メンテナンス」と一言で言っても種類はさまざまで、どの方法が自宅の屋根に適しているのか選ぶのは困難です。

本記事では、最初にスレート屋根の耐用年数や修理・補修の時期、メンテナンスの順番などについて解説します。記事後半では、現在主流となっているスレート屋根のための4つの修理や工事、そして費用相場を紹介します。
住まいが築7年近く経っている、あるいは屋根に気になる症状が出てきたという人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

修理前に知っておきたいスレート屋根

スレート屋根の修理・補修といったメンテナンスをどのように行うか検討する前に、まずは耐用年数や修理の時期、修理の流れについて解説します。

スレート屋根の耐用年数

スレート屋根の多くは、耐久年数が約20~30年です。高い耐久性を誇る製品は、35年ほど持つものもあります。また、10年ごとの周期で塗装などのメンテナンスを行っているスレート屋根も、耐用年数は長くなります。

スレートの屋根 修理の時期と順番は?

スレート屋根の修理や補修といったメンテナンスは、下記のタイミングで行うのが一般的です。

・新築から10年…板金のチェック、修理
・新築から7~15年…塗装
・新築から20~30年…カバー工法(重ね葺き)、葺き替えなどの大きな工事

これ以外にも、小さなひび割れの補修などがあります。
ベストなタイミングで修理・補修などを行うために、できれば10年に1度、屋根の専門業者にチェックを依頼しましょう。築15年ほどであれば塗装などが一般的ですが、屋根が劣化している場合は、葺き替えなどの大がかりな屋根工事も必要になります。

スレート屋根 修理の流れ〈葺き替え〉

ここでは、スレート屋根が築25年に達したころに行う「葺き替え」について、一般的な修理の流れを解説します。
葺き替えは、既存のスレート屋根を下地から剥がし、防水シートや屋根材を新たに設置するため、カバー工法(重ね葺き)よりも作業日数がかかります。約2週間ほど必要になることが一般的です。

(1)足場の設置…半日~1日
(2)既存の屋根材を撤去する…2日
(3)屋根下地のチェック・調整…1日
(4)野地板の設置…1日
(5)防水シートなどの下地処理を行う…1日
(6)新しい屋根材を施工…3~5日
(7)足場の解体…1日程度

葺き替えは、新しい屋根材によって工法が異なるため、上記はあくまでも基本的な流れです。

スレート屋根 修理・補修・工事の種類と費用相場

スレート屋根の修理・補修・工事の種類と、各費用の相場について紹介します。

スレート屋根のメンテナンス(1)部分的な張り直し、棟板金・漆喰の補修

瓦の修理や補修といった部分的なメンテナンスについて、内容や費用相場、時期を解説します。

スレートの部分的な張り直し
スレートが割れたり外れたりしている場合は、その部分を切り取り、上から新しいものを貼りつけて補修します。
費用相場は張り直す枚数によって異なりますが、足場代を含めると約15~50万円ほどです。

棟板金(むねばんきん)の補修
屋根の頂上にある棟板金の補修は、スレート屋根のメンテナンスの中でとても重要です。費用相場は1mあたり約5~8千円程度ですが、足場の設置が必要な場合は総額15~30万円以上かかります。

漆喰の補修
漆喰を補修する費用は、1mあたり約3~7千円ですが、棟板金と同様に足場代がかかります。そのため、足場を必要とする補修は、まとめて行うことをおすすめします。

スレート屋根のメンテナンス(2)塗装には注意が必要

新築から7~15年経っている、屋根に藻や苔が発生している、あるいは色褪せ・塗装の剥がれが起きている場合は、塗装を検討してみましょう。塗装によって屋根が防水性を取りもどせるため、保護を目的にした場合も必要です。美観も維持できます。

ですが、スレート屋根の塗装には注意が必要です。誤った方法で塗装されてしまうと通気や雨水排出ができなくなり、雨漏りが発生するケースもあります。塗装を依頼する際は、必ずスレート屋根に適切な隙間を行う「縁切り」などを施す屋根の専門業者へ依頼しましょう。見積もりの段階で質問してみるのもおすすめです。

塗装リフォームの費用相場は、グレードや面積によって金額がかなり異なります。おおよその相場は、足場代を含めると約15~50万円ほどです。

スレート屋根の全体修理(1)カバー工法(重ね葺き)

カバー工法(重ね葺き)は、傷んでいる既存の屋根を撤去せず、上から新しい屋根材をかぶせる修理方法です。屋根の撤去・廃棄等がないため、葺き替えよりも工数と費用を抑えやすく、人気があります。

カバー工法(重ね葺き)を行う時期は、築20年近く経ったころです。既存の屋根をそのまま残すため、現在の屋根下地までは劣化していない、あるいはこの先あまり長く住まないため「住まいを長期的にメンテナンスする必要がない」という人に適しています。

スレート屋根のカバー工法(重ね葺き)の費用相場は、約80~150万円が目安です。新しくカバーする屋根のグレードなどによって、費用が異なります。

スレート屋根の全体修理(2)葺き替え

葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材とルーフィング(防水シート)を設置する屋根修理です。築25~30年に達するころに行うのが一般的です。
カバー工法に比べると費用は高いものの、下地と屋根がすべて新しくなるため、新築同然に戻ります。耐久年数が25年ほどのびることになるため、長い目で見たメンテナンス費用はカバー工法よりも安くなるケースが大半です。
費用相場は、現在人気のガルバリウム鋼板の場合、約100~150万円程度です。

まとめ:10年ごとに専門の屋根業者にチェックを

スレート屋根のメンテナンスは、築10年で板金や棟板金などの修理・補修、7~15年経過したころに塗装を行うのが理想です。そして、20年ほど経ったらカバー工法(重ね葺き)や葺き替えなどの大きな工事を行うことが一般的です。
屋根の下地までは劣化していない場合は、カバー工法もよいでしょう。下地が劣化している、あるいは今後も長く住む予定の人は葺き替えがおすすめです。

屋根の耐用年数は、適切なタイミングでメンテナンスをすることでものばせます。約10年に1度、ぜひ屋根業者にチェックを依頼して下さい。

ドンキーハウスでは、あらゆる素材の屋根修理を承っております。屋根剥がれなどの緊急修理、屋根の種類変え、雨漏り対策、瓦・雨樋交換など、屋根工事全般の対応が可能です。

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